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■ぶらっと沿線写真奮闘記 「太平洋は黄金色だった」
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今日の一日一賢
■ぶらっと沿線写真奮闘記 「太平洋は黄金色だった」
2008年12月01日(月)更新 ◇阿佐海岸鉄道 山本裕之 今回の取材地は徳島県海陽町から高知県東洋町の約8.5キロを走る阿佐海岸鉄道。レンタカーを使って3日間、何度も県境を移動して撮影しました。約6年前に新潟県に勤務していたことがあります。冬の日本海と言えば、とにかく鉛色の空で、風が強く、海の撮影は寒さで震え苦労しました。しかし今回の太平洋は全く違いました。水平線のかなたから輝く太陽が上がり、黄金色に照らされていく穏やかな海。

本当はこの朝焼けの中を通過する車両を撮影したかったのですが、時刻がうまく合いませんでした。
東洋町の生見海岸はサーフィンのスポットでぜひもの写真でした。しかし、波もなくサーファーがいません。冬型の西高東低の気圧配置だと、太平洋側は波が立たず、サーフィンには向いていないそうです。かろうじて翌日の土曜日は早朝からサーファーの姿を発見。小さい波ながら逆光の輝きをうまく利用し、なんとなく雰囲気で乗り切りました。

海陽町には「化石蓮痕(かせきれんこん)」と呼ばれる波の模様の化石がありました。約4千万年前の海底の波の模様に土砂が積もり、地殻変動で隆起して現在の状態になったもの。これだけ大きな物は珍しく、国の天然記念物になっています。

海陽町の竹ケ島から出発する海中観光船「ブルーマリン」。

船底の展望室から見る世界は、まるで海の中に潜っているようです。これからの寒い時期は透明度がよくサンゴや海水魚の見頃です。

昼間の話ばかりになりましたが、夜は星空が美しかった。宿泊先のペンションから見上げると天の川が落ちてくるようでした。写真は冬の星座の代表であるオリオン座。うまく撮影できていませんが、実物はもっと輝いています。

夏に来ると人出も多く海岸がにぎわっていたでしょう。しかし、誰もいない海岸を1人で歩いていると波や風、漁船の音、鳥の声が心地よく響き渡り、風景を独り占めしているようでした。
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